2月10日、CRMソリューションを提供するセールスフォースは、役員報酬プログラムにESG目標を盛り込むことを発表した。
本年より、セールスフォースは、取締役副社長以上の役員報酬の一部を平等と環境のサステナビリティを中心とした4つのESG指標と連動する。
変動給の検討に含まれる平等対策は、米国では黒人・ラテン系・先住民・多民族の従業員、グローバルでは女性従業員の代表権向上に焦点を当てる。同社は2023年までに、黒人とマイノリティリーダーの代表権50%増、マイノリティの米国での代表権50%増などを掲げている。
セールスフォースのサステナビリティに関する施策には、航空機による移動時の排出量の削減や、セールスフォースの「Sustainability Exhibit」に署名したサプライヤーとの取引拡大などが含まれる。セールスフォースは、従業員の出張による排出量の原単位を20年度のベースラインの50%以下に維持するという目標を掲げており、先週には、企業が出張による排出量の削減と評価を行うためのジェットブルーの「サステイナブル・トラベル・パートナー」プログラムへの参加を発表した。
【参照ページ】
(原文)Driving Greater Accountability with New ESG Measures
(日本語訳)セールスフォース、役員報酬とESGパフォーマンスを連動