UBS、気候変動リスク管理に十分な進展がみられないExxonとImperial Oilなど5社のダイベストメントを決定

UBS、気候変動リスク管理に十分な進展がみられないExxonとImperial Oilなど5社のダイベストメントを決定

12月20日、UBSアセット・マネジメントは、気候リスク管理における十分な進展が見られないエネルギー企業5社を、気候変動対策ファンドおよび株式・債券サステナビリティ運用ファンドからダイベストメントしたことを発表した。この5社には、Exxon Mobil、Imperial Oil、Kepco、Marathon Oil、Power Assetsが該当する。

UBSによると、今回のダイベストメントの決定は、気候変動への対応が遅れていると指摘されていた石油・ガス会社49社に対して3年間実施されたエンゲージメント・プログラムに従ったものだという。現在までのところ、対象企業の60%が低炭素経済への移行に向けて「良好または優れた」進捗を遂げているとのことだ。

UBS AMのClimate Awareファンドの1つは、英国の年金基金Nestのために運用されている。2021年6月時点で、ファンドに含まれるエネルギー企業5社のNestの株式保有額は4,000万ポンド(約60億5,785万円)にのぼる。

【参照ページ】
(参考記事)UBS excludes Exxon Mobil from climate funds
(日本語訳)UBS、気候変動リスク管理に十分な進展がみられないExxonとImperial Oilのダイベストメントを決定

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 生物多様性COP16で何が決まった?ネイチャーポジティブについて解説

    2024-11-26

    生物多様性COP16で何が決まった?ネイチャーポジティブについて解説

    近年、生物多様性の損失が急速に進んでいる。これに対抗するため、「ネイチャーポジティブ」および「自然…
  2. 2024-11-26

    国際基準「ISSA 5000」がサステナビリティ情報の信頼性向上を目指す

    11月12日、IAASB(国際監査・保証基準審議会)は、サステナビリティ保証のための新たな国際基準…
  3. 2024-11-25

    <発表>お役立ち資料ダウンロードランキング2024

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。今年までに最もダ…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る