シュローダー、サステナブルな食料と水を推進するポートフォリオ発表

シュローダー、サステナブルな食料と水を推進するポートフォリオ発表

世界大手投資運用会社のシュローダーは、持続可能な食料と水への移行を推進する企業に投資することを目的とした新しいグローバル株式ポートフォリオ「Schroder ISF Global Sustainable Food and Water」を立ち上げると発表した。

この新ポートフォリオは、世界の未来を形作る最も強力かつ持続的なテーマへの長期的なエクスポージャーを投資家に提供する、シュローダー・グローバル・トランスフォーメーション・レンジのファンド群の一部を構成することになっている。

シュローダーは、世界人口の増加や、炭素、水資源、生物多様性、廃棄物、健康といった持続可能性の問題など、課題が山積する中で、食糧と水のシステムはより資源効率が高く、持続可能なものにならなければならないとした。また、食品と水のシステムは、世界の温室効果ガス排出量の約4分の1、淡水使用量の65%を占めており、サステナビリティに大きな影響を与える分野となっている。

Schroder ISF Global Sustainable Food and Waterは、食糧と水のシステムを変えるために不可欠な新興技術や戦略的産業をターゲットに、35~60の銘柄を保有する予定。このファンドは、水管理、食品生産・加工、流通、リサイクルなど、主要なバリューチェーン全体を対象とする。

【参照ページ】
(原文)Sustainable food and water – why the current system needs to be transformed
(日本語訳)シュローダー、食料と水のサステナビリティを推進するポートフォリオ発表

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る