Ara Partners、約130億円を投じ、プラスチックリサイクルプラットフォームを立ち上げ

Ara Partners、約130億円を投じ、プラスチックリサイクルプラットフォームを立ち上げ

産業の脱炭素化に特化したプライベート・エクイティ投資家であるAra Partners社は、再生低密度ポリエチレン(LDPE)の生産に特化した汎欧州プラスチック・リサイクル・プラットフォームの構築を計画しているRepeats Group B.V.に対して、1億ユーロ(約130億円)のコミットメントを行ったことを発表した。

RepeatsはRecycled PE AT Scaleの略で、市販後のプラスチック廃棄物を商業用や工業用に適した樹脂に変換する。同社は、業界の持続可能性やネット・ゼロの目標、低炭素製品に対する消費者の嗜好の高まり、脱炭素化に関する規制の強化などに対応するため、加速する需要に比べて供給が不足しているLDPEのリサイクル能力を欧州全域で拡大している。

Repeats社とAra Partners社は、LDPEのリサイクル能力が十分でない欧州の中核市場を中心に事業を展開し、グリーンフィールド開発、買収、戦略的パートナーシップの組み合わせにより、欧州における主要なLDPEリサイクルプラットフォームを構築することを約束すると述べている。

【参照ページ】
(原文)Repeats Group B.V. to Build European Plastics Recycling Platform
(日本語訳)Ara Partners、約130億円を投じ、プラスチックリサイクルプラットフォームを立ち上げ

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る