Woolworths、持続可能な社会に向け、使い捨てプラスチック製品の販売を中止

Woolworths、持続可能な社会に向け、使い捨てプラスチック製品の販売を中止

11月17日、オーストラリアのスーパーマーケットと食料品店のチェーン店であるWoolworthsは年間約210万キログラムのプラスチックを削減するために、全国の使い捨てのプラスチック製カトラリー、カップ、ボウル、プレートの販売中止を発表した。オーストラリアでは、毎年約130,000トンのプラスチック廃棄物が海洋環境に流出しており、Woolworthsはこれらのプラスチック廃棄物やごみの削減に貢献するため、これらの商品の販売を中止した。

Woolworthsは使い捨てプラスチック製品の代替として、サトウキビのパルプから作られたボウルやプレート、木製のカトラリー、紙製のカップやプレートなど、より持続可能なピクニックウェアのラインナップを用意した。このシリーズの紙製品と木製製品はすべて、持続可能な森林管理のためのFSC認証を受けている。このシリーズには、50種類以上の新製品と、子供用やパーティー用のデザインが含まれており、あらゆる場面でより持続可能な選択肢を提供する。

Woolworthsは、南オーストラリア州、ACT、クイーンズランド州のスーパーマーケットで、今年3月から9月までの間に使い捨てプラスチック製ピクニック用品を撤去するなど、ここ数ヶ月でプラスチック製ピクニック用品の段階的な削減を進めてきた。

Woolworths社は今後もプラスチックを減らし、製品の持続可能性を高めるために、事業全体で取り組んでいいく。また、2023年末までに、自社ブランドのパッケージを100%リサイクル可能、堆肥化可能、再利用可能にすることを約束している。

【参照ページ】
(原文)Woolworths continues to grow greener, removing single-use plastic picnicware from stores nationwide
(日本語訳)Woolworths、持続可能な社会に向け、使い捨てプラスチック製品の販売を中止

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  2. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…
  3. 2025-9-12

    カリフォルニア州、気候関連財務リスク報告の指針を公表

    9月2日、カリフォルニア大気資源局(CARB)は「気候関連財務リスク開示ドラフト・チェックリスト」…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る