スタンダード・チャータード、初のグリーンボンド発行 ユーロ10億、成長市場の脱炭素を支援

2026年1月8日、英ロンドンの国際銀行大手のStandard Charteredは8日、同行初となる「グリーンボンド」を発行したと発表した。発行額は10億ユーロ。再生可能エネルギーやグリーンビルディング、循環型経済関連事業などに充当し、主にアジア、アフリカ、中東の成長市場での脱炭素と持続可能な成長を後押しする。
同行にとってサステナブル・ファイナンスの起債は今回で5回目だが、グリーン専用フォーマットは初。調達資金は、気候変動に強いインフラ整備、エネルギー効率化、持続可能な水資源・自然資源ソリューションなど、同行のサステナビリティ・ボンド・フレームワークに沿った事業に投じられる。
投資家需要も旺盛で、受注額は一時39億ユーロ超に達した。ダン・ホッジ・グループ・トレジャラーは「英国規制下の銀行であるという信用と、成長市場での実質的なインパクトが評価された」と述べた。
同行のサステナブル・ファイナンス資産プールには、約174億ドルのグリーン資産が含まれ、その7割超がアジア、アフリカ、中東に所在。ガーナの洪水対応橋梁整備、インドでの電気バス導入、トルコの大規模太陽光発電プロジェクトなど、排出削減と地域レジリエンス向上に資する案件を支援している。同行は2024年9月時点で、サステナブル・ファイナンス資産総額233億ドルを報告している。

