ユニリーバのサステナビリティ最高責任者が退任 新たな挑戦へ

11月、英消費財大手ユニリーバは、チーフ・サステナビリティ&コーポレートアフェアーズオフィサーを務めてきた同社幹部が退任したと発表した。7月に公表されていた予定通りの退任で、同幹部は「新たな機会に挑戦する」としている。

コメントで「将来への大きな期待を感じる一方、ユニリーバを離れるのは非常に名残惜しい」と述べ、在任中を振り返り「政府、投資家、NGO、小売業者、農家など、数多くの刺激的なパートナーと協働できた貴重な経験だった」と語った。

また、「ユニリーバ・サステナブル・リビング・プランの立ち上げから今日に至るまで、素晴らしい旅路だった」とし、グローバル・コーポレートコミュニケーションおよびサステナビリティ部門のチームに感謝の意を示した。

これまでに同社を率いたポール・ポールマン氏、アラン・ジョープ氏、ハイン・シューマッハー氏、現CEOのフェルナンド・フェルナンデス氏ら歴代経営陣にも謝意を表し、「ユニリーバは素晴らしい企業であり、優れた人々と働けたことを誇りに思う」と語った。

後任にはマイケル・スチュワート氏が就任。同幹部は「これからも彼と優秀なチームを応援しながら、自身の次なる冒険に向かいたい」と今後への意欲を示した。

今後については「詳細は追ってお伝えする」としており、今後の動向に注目が集まっている。

(原文)Rebecca Marmot’s Post, Linkedin

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-12

    EU加盟27カ国、2040年温室効果ガス削減目標で合意 

    11月5日、欧州連合(EU)の27加盟国は、2040年までに温室効果ガス(GHG)排出を1990年…
  2. 2025年・COP30開幕!サステナビリティ経営・実務における注目テーマ整理/実務への影響解説

    2025-11-11

    2025年・COP30開幕!サステナビリティ経営・実務における注目テーマ整理/実務への影響解説

    11月10日から21日まで、国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の第30回締約国会議(COP30)…
  3. 【PR】11/27   CSAを通じたESG活動の進化 ~評価視点と企業価値向上の実践アプローチ

    2025-11-11

    【PR】11/27 CSAを通じたESG活動の進化 ~評価視点と企業価値向上の実践アプローチ

    S&Pグローバル x ANAホールディングス 対談 概要 テーマ:C…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る