Macquarie、英国における電気自動車充電インフラの全国展開を支援

10月14日、オーストラリアを拠点とする金融サービスグループ、Macquarieは、英国における新たな電気自動車(EV)急速充電インフラの全国展開を支援することを発表した。本取り組みは、Macquarieの英国全体で計画されている200億ポンド規模の投資活動の一部である。

今回の投資は、Macquarieのポートフォリオ会社であり、英国の高速道路サービスエリア運営会社であるRoadchefを通じて行われる。Roadchefは、電気自動車の急速充電ポイントを全国の施設に設置する計画を進めており、650カ所以上の充電ポイントを提供する予定である。さらに、一部の施設では、新たに設置される9MWの太陽エネルギーによって充電が賄われる見込みである。

MacquarieのCEO、シェマラ・ウィクラマナヤケ氏は次のように述べている。「今回の投資は、英国のEVインフラの拡大に大きく寄与するものである。また、持続可能な未来に向けた我々の取り組みの一環であり、さらなる投資計画を持っている。」

Roadchefは、電動大型貨物車(HGV)向けの充電ソリューションも試験的に導入予定で、100台分の駐車場増設も計画されている。これは、急速に成長するEV市場への対応と、持続可能な輸送インフラの確立に貢献するものである。

200億ポンドの投資計画における他の主要プロジェクト

Macquarieの英国における投資活動は、EVインフラ以外にも多岐にわたる。これらの計画は、エネルギー、公益事業、運輸、廃棄物処理、デジタルインフラなどの分野を対象としている。主なプロジェクトには以下が含まれる。

  • 洋上風力発電:オークニーおよびリンカンシャー沿岸における5GWの新規洋上風力発電開発。
  • 太陽光発電:ノッティンガムシャーでの英国最大規模の太陽光発電プロジェクトの開発。
  • ガス送電網:イングランド北西部からロンドンまで、1,100万世帯と企業にガスを供給する配給網のアップグレード。
  • デジタルインフラ:サマセット州からカンブリア州までの農村地域に超高速フルファイバー・ブロードバンドの導入。
  • 住宅建設:エディンバラやバーミンガムでの新規住宅建設プロジェクト。
  • 上下水道インフラ:30年ぶりとなる新しい貯水池の建設とともに、必要不可欠な上下水道インフラのアップグレード。

Macquarieはこれらの投資を通じて、英国の持続可能なインフラ開発に大きな貢献を果たし、エネルギー転換やデジタル社会への移行を後押しする。

【参照ページ】
(原文)Macquarie backs nationwide rollout of electric vehicle charging infrastructure as part of £20 billion UK investment plans
(日本語参考訳)マッコーリー、英国における電気自動車充電インフラの全国展開を支援 – 200億ポンドの投資計画の一環

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