シュナイダーエレクトリック、再生可能エネルギー対応のマイクログリッド・ソリューション「Villaya Flex」を発表

5月21日、シュナイダーエレクトリックは、新たなマイクログリッド・ソリューション「Villaya Flex」をアフリカで開催された「エネルギーアクセス投資フォーラム2024」の中で発表した。このソリューションは、再生可能エネルギーを利用したマイクログリッドの導入をパッケージ化し、関連する汚染も削減することを目的としている。

国際エネルギー機関(IEA)の推計によると、世界の7億5,600万人が安定的な電力にアクセスできない状況にあるとのことで、シュナイダーエレクトリックは2025年までにクリーン電力へのアクセスを世界で5,000万人に提供することを目標にしている。

「Villaya Flex」は、以下の7つの要素をパッケージ化したソリューションである。

  1. 変電ユニット
  2. バッテリー
  3. エネルギー・コントロール・センター
  4. デジタル監視ツール
  5. エネルギー生産管理
  6. 需要側管理
  7. マイクログリッド関連システム設計の支援ツール

これにより、各コミュニティのニーズに応じて柔軟に設計することが可能である。Villaya Flexは、再生可能エネルギーの利用を促進し、特に電力供給が不安定な地域において、持続可能なエネルギーアクセスの確保に寄与することが期待されている。

シュナイダーエレクトリックの「Villaya Flex」は、エネルギーへの普遍的アクセスを支援する重要な取り組みとして注目されている。再生可能エネルギーを活用したマイクログリッドの導入により、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた具体的な進展が期待される。シュナイダーエレクトリックの先進的なソリューションが、世界中のエネルギー問題解決に寄与することが期待されている。

【参照ページ】
(原文)Schneider Electric releases microgrid solution providing clean power to off-grid communities

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  2. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…
  3. GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    2025-6-30

    GRI 102/103 新基準の実務チェックポイント:IFRS/ISSB基準と一部整合へ

    サステナビリティ情報開示における基準間の整合性の確保は、ますます重要な課題となっている。CSRD(…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る