5月21日、シュナイダーエレクトリックは、新たなマイクログリッド・ソリューション「Villaya Flex」をアフリカで開催された「エネルギーアクセス投資フォーラム2024」の中で発表した。このソリューションは、再生可能エネルギーを利用したマイクログリッドの導入をパッケージ化し、関連する汚染も削減することを目的としている。
国際エネルギー機関(IEA)の推計によると、世界の7億5,600万人が安定的な電力にアクセスできない状況にあるとのことで、シュナイダーエレクトリックは2025年までにクリーン電力へのアクセスを世界で5,000万人に提供することを目標にしている。
「Villaya Flex」は、以下の7つの要素をパッケージ化したソリューションである。
- 変電ユニット
- バッテリー
- エネルギー・コントロール・センター
- デジタル監視ツール
- エネルギー生産管理
- 需要側管理
- マイクログリッド関連システム設計の支援ツール
これにより、各コミュニティのニーズに応じて柔軟に設計することが可能である。Villaya Flexは、再生可能エネルギーの利用を促進し、特に電力供給が不安定な地域において、持続可能なエネルギーアクセスの確保に寄与することが期待されている。
シュナイダーエレクトリックの「Villaya Flex」は、エネルギーへの普遍的アクセスを支援する重要な取り組みとして注目されている。再生可能エネルギーを活用したマイクログリッドの導入により、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた具体的な進展が期待される。シュナイダーエレクトリックの先進的なソリューションが、世界中のエネルギー問題解決に寄与することが期待されている。
【参照ページ】
(原文)Schneider Electric releases microgrid solution providing clean power to off-grid communities