ロベコ、新たなトランジション投資戦略を開始

4月15日、アムステルダムの国際的資産運用会社ロベコは、数ヶ月以内に、様々な資産クラスを網羅し、炭素集約的なセクターを含むあらゆる産業で持続可能な移行を進めている企業に高い収益率を見出すことを目的とした、移行投資戦略の新シリーズを立ち上げる計画を発表した。

現在、トランジション投資のほとんどがプライベート・マーケットと不動産に集中しているため、新戦略の立ち上げはより幅広い投資家に提供することを目的としている。

国連のデータでは、2050年までに新興国経済をネット・ゼロに転換するには125兆ドルの投資が必要と予想されており、規制当局もすでに企業に対して移行計画の策定と開示を望んでいる。

ロベコによれば、新しい戦略は、トランジション・リーダーたる企業と遅れをとる企業を区別するためのフレームワークを使用し、志向性、測定可能性、信頼性といった主要原則を遵守しつつ、持続可能な開発で前進的な企業に融資するアプローチを活用する。

【参照ページ】
(原文)Robeco positions Asian bonds fund for transition investing
(日本語参考訳)ロベコ、アジア債権ファンドをトランジション投資に位置づけ

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025年の注目トレンド予測:サプライチェーンと保証制度が企業戦略の中心に

    2025-1-15

    2025年の注目トレンド予測:サプライチェーンと保証制度が企業戦略の中心に

    2025年は企業にとって「サステナビリティへの対応」の本番時期を迎える。EUのCSRD、国内ではS…
  2. 2025-1-14

    バイデン大統領、2035年の気候目標を発表

    12月19日、バイデン大統領は、2035年までに温室効果ガス排出量を2005年比で61~66%削減…
  3. 2025-1-10

    英ASA、ロイズ銀行の誤解を招く持続可能性広告を違反認定

    12月18日、英国広告基準局(ASA)は、ロイズ銀行の持続可能性をテーマにした広告4件について調査…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る