EFRAG、欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)のQ&Aプラットフォームを開設

10月24日、EUの金融報告フレームワーク検討機関European Financial Reporting Advisory Group(EFRAG)は、ESRSのQ&Aプラットフォームを開始したことを発表した。欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)に関する作成者や一般からの技術的な導入に関する質問を収集し、回答を行う。

同プラットフォームでは、オンラインフォームに入力することで質問できる。EFRAGは、欧州委員会のテクニカルアドバイザーとして、プラットフォームを通じて寄せられた質問に対し回答を提供。回答は、EFRAGのデュー・プロセスに従って提供される。

寄せられた質問は、「非公式的な明確化が必要なもの」「非公式的な実務ガイダンスや例示の作成を必要とするもの」「将来の基準策定や既存ESRSの改訂を必要とするもの」「EFRAGの報告ガイダンスの範囲外として却下されるもの」「その他、対応基準を満たしておらず却下されたもの」の5つに分類される。

【参照ページ】
(原文)24/10/2023 – LAUNCH OF THE EFRAG ESRS Q&A PLATFORM TO SUPPORT THE IMPLEMENTATION OF ESRS
(日本語参考訳)EFRAG、欧州サステナビリティ報告基準(ESRS)のQ&Aプラットフォームを開設

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る