5月8日、Volvo Trucksは、水素を燃料とする新しい燃料電池電気トラックの公道走行試験を実施したことを発表した。 今回の試験では、北極圏を超えるスウェーデン北部でトラックを運行した。
同社は昨年、燃料電池電気トラックを製品ポートフォリオに加える計画を発表した。現在、バッテリー電気トラックやバイオガスなどの再生可能燃料で走行するトラックなど、CO2ニュートラル車のラインナップを拡充している。
燃料電池トラックは、水素を使って電気を作ることができるため、地方など、バッテリー充電インフラが限られている地域での長距離輸送に特に適している。
Volvoによると、燃料電池電気トラックは今後10年の後半に発売され、商業的な発売の数年前に運送業者とのテストが開始される予定である。
開発を加速させるため、VolvoはDaimlerと大型車を対象とした燃料電池システムの開発で手を組んだ。2021年、両社は欧州最大級の燃料電池システムの計画的な量産化を目指す合弁会社「Cellcentric」を立ち上げた。
【参照ページ】
(原文) Volvo Trucks tests hydrogen-powered electric trucks on public roads
(日本語訳)ボルボ・トラック、水素で走る電気トラックを公道で試験走行