5月8日、世界有数の機関投資家向け金融サービスプロバイダーであるState Streetは、資産運用会社やオーナーがクレジットや排出権などの炭素関連資産をポートフォリオに統合し、炭素資産の取引や管理を容易にすることを目的とした新ソリューション「State Street カーボンアセットサービシングソリューション」を発表した。
State Streetによれば、昨年は約12.5ギガトンの排出権が取引され、2021年から2030年にかけて炭素クレジットの需要が15倍になると業界で予測されるなど、炭素関連資産の市場が急成長する中で、これまでバラバラのコンポーネントやマニュアルシステムで成り立っていた炭素取引に関するガバナンスや市場インフラの整備に向けて、世界的に取り組みが強化されていることが新ソリューションの背景となっている。
新ソリューションには、炭素資産のファンド管理および預託サービスが含まれ、記録管理、基準価額計算から報告書作成、その他の監視機能まで、幅広いサービスを提供する。
【参照ページ】
(原文)State Street Launches Global Carbon Asset Servicing Solution
(日本語訳)ステート・ストリート、グローバル・カーボン・アセット・サービシング・ソリューションの提供を開始