State Street、急成長する炭素市場における投資家向けサービスを開始

State Street、急成長する炭素市場向け投資家向けサービスを開始

5月8日、世界有数の機関投資家向け金融サービスプロバイダーであるState Streetは、資産運用会社やオーナーがクレジットや排出権などの炭素関連資産をポートフォリオに統合し、炭素資産の取引や管理を容易にすることを目的とした新ソリューション「State Street カーボンアセットサービシングソリューション」を発表した。

State Streetによれば、昨年は約12.5ギガトンの排出権が取引され、2021年から2030年にかけて炭素クレジットの需要が15倍になると業界で予測されるなど、炭素関連資産の市場が急成長する中で、これまでバラバラのコンポーネントやマニュアルシステムで成り立っていた炭素取引に関するガバナンスや市場インフラの整備に向けて、世界的に取り組みが強化されていることが新ソリューションの背景となっている。

新ソリューションには、炭素資産のファンド管理および預託サービスが含まれ、記録管理、基準価額計算から報告書作成、その他の監視機能まで、幅広いサービスを提供する。

【参照ページ】
(原文)State Street Launches Global Carbon Asset Servicing Solution
(日本語訳)ステート・ストリート、グローバル・カーボン・アセット・サービシング・ソリューションの提供を開始

関連記事

“ホワイトペーパーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-7-23

    シェルパ、東洋経済新報社とシステム連携契約を締結

    7月23日、シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が開発・提供する企業向けESG情報開示支援クラウド…
  2. 2024-7-17

    GRI、新たにCSRD/ESRS開示のためのサポートサービスをリリース

    7月10日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新しいGRI-ES…
  3. 2024-7-17

    JCI、1.5℃目標に整合する2035年目標を政府に求める。216団体が賛同

    7月8日、気候変動イニシアティブ(JCI)は、「1.5度目標と整合する野心的な2035年目標を日本…
ページ上部へ戻る