6月14日、グローバル投資会社Franklin Templeton(フランクリン・テンプルトン)は、新しいMSCI中国パリ協定気候UCITS ETFの発売を発表した。これは、欧州の投資家に中国の大・中資本株式への株式エクスポージャーを提供するとともに、移行・物理的気候リスクへのエクスポージャーを低減させるものだ。
今回の新しいETFは、EU気候ベンチマークPABとMSCI中国気候パリ協定インデックスに連動し、中国の大型・中型株証券を組み入れる。EUの規則でパリ協定ベンチマーク(PAB)と表示される指数は、パリ協定の長期気候目標に合致した結果となる資産選択の基準を満たす必要がある。基準には、温室効果ガス(GHG)排出強度を市場指数と比較して最低50%削減し、年間GHG排出強度を最低7%削減することなどが含まれる。
本ETFは、同社のフランクリン・リバティシェアーズシリーズの中で発売され、EU SFDR第9条に準拠したパリ協定気候戦略としては3本目となる。
フランクリンMSCIチャイナ・パリ協定気候UCITS ETFは、ドイツ取引所Xetra、イタリア取引所、ロンドン取引所に上場する。また、オーストリア、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、スペイン、英国、北欧の各証券取引所に登録される予定だ。
【参照ページ】
(原文)Franklin Templeton launches MSCI China Paris-Aligned ETF
(日本語訳)Franklin Templeton、パリ協定に基づく気候変動ファンドに中国ETFを追加