IFRS、ISSBの新しいサステナビリティ・気候変動開示基準の第一次草案を発表

3月31日、国際財務報告基準機構(IFRS)は、国際サステナビリティ基準委員会(ISSB)が提案する企業のサステナビリティと気候関連の開示に関する基準の第一次草案を発表した。

本基準は、サステナビリティ情報開示の包括的なグローバル・ベースラインを形成することにより、包括的で一貫したサステナビリティ情報の開示という資本市場のニーズに応えることを目的としている。これは、サステナビリティ関連の財務情報が企業の財務諸表とともに報告されることを想定しており、企業はサステナビリティと財務諸表上の情報との関連性の開示する必要がある。

本草案は、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の勧告に基づいており、また、最近IFRSに統合されたSASBの業界ベースの報告要件も取り込んでいる。ISSBは、別のリリースで、SASBの基準を基に、業界ベースの基準開発アプローチを自らの基準開発プロセスに組み込む計画の概要を発表している。

さらに、気候関連基準では、GHGプロトコルを用いて算出したScope1、2、3の情報の絶対的な開示を企業に求めている。本要求は、SECが最近提案した気候変動開示規則を超えるもので、スコープ3の情報が重要である場合、または企業がスコープ3を含む排出量削減目標を表明している場合のみ要求するものである。

ISSBは、新しい草案に対する意見を収集するために120日間の協議期間を開始し、今年末までに新しい基準を発行する予定だ。

【参照ページ】
(原文)ISSB delivers proposals that create comprehensive global baseline of sustainability disclosures

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