3月1日、サプライチェーン・デューデリジェンス・ソフトウェアのプロバイダーであるSourcemapは、北米での事業をさらに拡大し、欧州に子会社を設立してグローバルに展開するために、シリーズA資金調達ラウンドでの1,000万ドル(約11億円)の調達を発表した。この資金調達ラウンドは、Energize Venturesが主導し、E14 Fundが参加した。
2011年にMITの研究から生まれたSourcemapは、企業がサプライチェーンを原材料に至るまでマッピングし、ベストプラクティスを保証するためのデューデリジェンス・ソフトウェアを提供している。同社のソフトウェアプラットフォームは、サプライヤーの発見・サプライチェーンのマッピング・サプライヤーのリスク評価・取引のトレーサビリティ・不正行為の検出・回復力計画などデューデリジェンスの要件一式を網羅するものである。
近年のサプライチェーンの混乱は、商品や原材料の調達方法におけるエンドツーエンドの可視化の重要性を浮き彫りにしており、脱炭素化・森林破壊・強制労働に関する新たな規制によって、多国籍企業はグローバルサプライチェーンオペレーションの多くの側面で透明性とトレーサビリティのための技術の導入が求められているとSourcemapは述べている。
【参照ページ】
(原文)Supply chain due diligence pioneer Sourcemap raises $10 million to meet global demand for transparency and traceability
(日本語訳)サプライチェーン透明化スタートアップSourcemap、11億円を調達。欧州子会社を設立し、グローバル展開へ