Aviva、BlackRock、Macquarieを含む投融資機関、インフラ・ファイナンスのためのESG制限条項を起草

Aviva、BlackRock、Macquarieを含む投融資機関、インフラ・ファイナンスのためのESG制限条項を起草

Aviva Investors、LGIM Real Assets、IFM Investors、Macquarie Asset Management、abrdn、BlackRock、Allianz Global Investorsなどの主要インフラ投融資機関は、インフラ債務融資のESG関連情報及び報告要件に関する統一的アプローチを策定するために、ESG Covenant Packageを策定した。このパッケージは、EUの持続可能金融情報開示規則(SFDR)に基づいており、主にESG報告義務に焦点を当てている。

草案によると、このイニシアティブは借り手が貸し手にESGに関する報告を行う際の「ベストプラクティス」として一貫した一連の要件を提供することでESGデータ収集を統一し、貸し手が、増加するESG開示義務、自身のネットゼロ義務や投資家の要求への対応を容易にする、という2つの主要目的をもっている。

このパッケージは、最終的には、グリーンフィールドのインフラ建設や運用中のインフラのリファイナンスのための資金調達を含む、欧州の民間市場の負債案件のタームシート交渉段階の一部と見なされることを意図している。

【参照ページ】
(原文)Feedback Welcomed on New ESG Covenant Package
(日本語訳)Aviva、BlackRock、Macquarieを含む投資家グループ、インフラ・ファイナンスのためのESG制限条項を起草

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…

ピックアップ記事

  1. 2025-9-16

    セブン&アイHD、TCFD・TNFD統合開示を公表 財務インパクトの試算と自然資本分析も深化

    9月8日、セブン&アイ・ホールディングスは、「気候・自然関連情報報告書―TCFD・TNFD統合開示…
  2. ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    2025-9-15

    ESGフロントライン:米SEC委員長がサステナビリティ開示基準へ懸念を表明

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察しています。 …
  3. 2025-9-12

    ISOとGHGプロトコル、温室効果ガス基準を統合へ 世界共通言語の構築目指す

    9月9日、ISO(国際標準化機構)とGHGプロトコルが、既存のGHG基準を統合し、新たな排出量算定…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る