12月21日、エネルギー企業であるTotalEnergies社は、系統安定化のニーズに対応し、より多くのグリーン電力を系統に統合できるようにすることで再生可能エネルギーの生産を支援することを目的に、フランス最大のバッテリー式エネルギー貯蔵施設を立ち上げたと発表した。
この新しい施設はダンケルクのフランドルセンターにあり、電力容量61MW、総蓄電量61MWhを有す。2.5 MWhのコンテナ27個で構成され、TotalEnergies社のバッテリー関連会社であるSaft社が設計と組み立てを担当した。2021年1月の25MWの1号機の運転開始を皮切りに、本格的な試運転が行われている。
風力や太陽光などの再生可能エネルギーの多くは断続的に発電するため、エネルギー貯蔵ソリューションは、急速に拡大するクリーンエネルギーへの移行において重要な構成要素の1つとなっている。TotalEnergies社は、今回のプロジェクトを通じて、特に冬季のピーク時の電力供給量の確保と、予備サービスによる送電網の安全性確保に貢献すると発表している。
【参照ページ】
(原文)TotalEnergies Launches the Largest Battery-Based Energy Storage Site in France
(日本語訳)TotalEnergies社、フランス最大のバッテリー式エネルギー貯蔵施設を稼動