岩谷産業は6月、中期経営計画を発表し「PLAN23」の中で、水素関連事業に600億円を投資するとした。
同中期経営計画では水素の国内No.1サプライヤーとしてCO2フリー水素サプライチェーンを構築する計画を明らかにした。4カ所目となる液化水素製造拠点を関東に建設し、燃料電池車(FCV)などに水素を供給する水素ステーションも国内は約6割増の83カ所に、米国も累計23カ所に増やす計画。
同社は、2005年から関西電力株式会社と共同で、液化水素製造プラント「ハイドロエッジ」に出資を行っており、このプラントを活かしたCO2フリー水素の製造およびカーボンニュートラルメタンの製造の事業は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発」に採択されている。