5月24日、電源開発(J-POWER)は機関投資家世界大手3社が提出した株主提案に対し、「反対する」という立場を明確化した。
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同社は昨年2月に、CO2 排出量を段階的に削減しながら 2050 年のカーボンニュートラルを目指す「J-POWER “BLUEMISSION 2050”」を発表。具体的には、風力・水力・地熱・太陽光等の再生可能エネルギーを重点的に開発するとともに、CO2 フリーで安定して大きな電力を生み出す原子力発電の開発に取り組んでいる。
また、同社は「J-POWER “BLUE MISSION 2050”」は、日本のエネルギー政策および温室効果ガス削減目標と整合のとれた内容であるとし、今後は政策や経済情勢等の前提条件が大幅に変更となる場合には、計画を適宜アップデートしていくとした。
今回の株主提案の「温暖化ガス排出量削減に係る事業計画の策定および公表」「設備投資と温暖化ガス排出量削減目標との整合性に係る当社評価の開示」「報酬方針が温暖化ガス排出量削減目標の達成をどのように促進するものであるかの開示」について、「気候変動対応等の特定の経営課題に関する個別具体的な方針や計画、その他個別具体的な業務執行に関する事項を定款に定めることは、必要に応じて機動的に方針等を変更し、それを速やかに実行していくことを妨げるおそれがあり、適切ではない」と回答した。
【参照ページ】
株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ