欧州の金融サービスグループであるSociete Generale(以下、ソシエテ ジェネラル)は、10億ユーロの初のソーシャル・ポジティブ・インパクト・ボンドの発行を発表した。このボンドは、社会経済的な進歩やエンパワーメント、手頃な価格の住宅、教育や職業訓練、医療へのアクセスに貢献するプロジェクトへの融資やリファイナンスを目的としている。
今回の発行は、ソシエテ ジェネラルが今週初めに行った15億ユーロのカバード・グリーンボンドの発行に続くものだ。この新しいソーシャル・ボンドは、償還期間6年の上級非優先債で、5年後に償還することができる。今回の募集では、110以上の投資家から21億ユーロを超えるオーダーブックが集まった。
今回の新ソーシャルボンドで調達されるプロジェクトは、ソシエテジェネラルの「サステナブル&ポジティブ・インパクト・ボンド・フレームワーク」に基づいて選定される。このフレームワークでは、社会的弱者への支援を目的とした社会的有用性を追求するSSE(Social and Solidarity Economy:社会的連帯経済)企業、社会的住宅の開発・建設・改修・維持に関わるプロジェクト、すべての人への教育の発展とアクセスを促進するプロジェクト、すべての人への医療の発展とアクセスを促進するプロジェクトなど、投資対象となるカテゴリーが明らかにされている。
【参照ページ】
(原文)SOCIETE GENERALE : SUCCESS OF INAUGURAL SOCIAL POSITIVE IMPACT BOND ISSUE
(日本語訳)Societe Generale、初の10億ユーロのソーシャルボンドを発行