EuronextとEni、エネルギーサプライチェーンを対象とした新しいサステナブルファイナンスツールを発表

EuronextとEni、エネルギーサプライチェーンを対象とした新しいサステナブルファイナンスツールを発表

11月25日、Euronext傘下のプライベートマーケットに特化したELITEと、イタリアのエネルギー企業であるEniは、「Basket Bond – Sustainable Energy」プログラムの導入を発表した。

本プログラムは、総合的なエネルギーサプライチェーンに属する企業を対象とした新しい

サステナブル・ファイナンス・ソリューションであり、エネルギー転換を促進し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための努力を支援するものだ。金融サービス会社のIllimityは、このプログラムのアレンジャーを務めている。

この新しいプログラムは、公正なエネルギー移行の道筋や、自社の産業プロセスやビジネスモデルの改善などに取り組む中小企業を主な対象としており、SDGs達成のためのプロジェクトや投資に活用できるよう、有利な条件で金融資源へのアクセスを提供することを目的としている。

バスケットボンドの対象となるプロジェクトの例としては、エネルギー効率や環境への影響を改善するための工場の更新、再生可能エネルギーへのアクセス、持続可能なモビリティ、循環型経済モデルの開発、従業員の健康と安全への取り組み、スキルトレーニングなどが挙げられる。

【参照ページ】
(原文)FIRST “BASKET BOND – SUSTAINABLE ENERGY” LAUNCHED, OPEN TO ENERGY SUPPLY CHAIN COMPANIES
(日本語訳)Euronext、SDGsに焦点を当てたエネルギーサプライチェーンを対象とした新しいサステナブルファイナンスツールを発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-29

    イベントレポート サステナビリティ経営フォーラム2025

    『本質に迫る対話とデータ活用 ~信頼を築く情報開示と戦略の再構築~』 ESG Journal…
  2. 【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2025-10-27

    【2026年本格適用】CBAM(炭素国境調整メカニズム)への実務対応ガイド

    2026年1月からEUでは炭素国境調整メカニズム(Carbon Border Adjustment…
  3. 2025-10-27

    GRIとCDP、環境報告の共通化へ―新マッピングでデータ活用を促進

    10月21日、国際的なサステナビリティ報告基準を策定するGlobal Reporting Init…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る