国際的な貯蓄・投資企業であるM&G plcのインフラチームであるインフラキャピタルは、持続可能な欧州のインフラに投資するために、グローバルな投資家層から15億ユーロ(約2,000億円)を調達し、最新のグリーンフィールド・インフラ投資戦略の最終クローズを発表した。
インフラキャピタルは、英国と欧州の多くの年金基金を含む機関投資家に代わって投資を行い、ファンド全体で65億ポンド(約1兆円)以上の資金を調達・運用している。M&G plcによると、新ファンドのために調達した新規資金の50%以上は、すでにエネルギー転換や脱炭素化に取り組む企業や、サービスが行き届いていない地域にファイバー接続を提供する企業に割り当てられている。
このファンドのポートフォリオ企業には、欧州で蓄電池を所有・運営し、EV事業者にサービスを提供しているZenobe社、北アイルランドのデジタルランドスケープを変革するブロードバンドプロバイダーのFibrus社、南ウェールズのサービスが行き届いていない地域に高速ブロードバンドを提供する通信会社のSpectrum社、エネルギー集約型産業の脱炭素化に向けて革新的な技術を導入しているノルウェーの熱電池企業のEnergyNest社、南欧で電気バスを提供するEnel X / Endesa社とのパートナーシップなどがある。
【参照ページ】
(原文)M&G’s Infracapital raises €1.5 billion to invest in sustainable European infrastructure
(日本語訳)M&G、欧州サステイナブル・インフラ・ファンドで15億ユーロを調達