三菱商事、カーボンニュートラル社会実現に向け、約2兆円規模の投資を実施

10月18日、三菱商事株式会社は、温室効果ガス排出量の新たな削減目標と、エネルギー・トランスフォーメーション(EX)関連投資に関する指針を発表した。

温室効果ガス排出量に関しては2050年の排出ネット・ゼロを前提とし、新たな2030年度中間目標と具体的な策編計画を策定した。2020年度比で2030年までに排出量の半減を目指している。ポートフォリオ入替え、再エネ調達、省エネ・DX効果、燃料転換など、あらゆる方法を駆使して、温室効果ガス排出量を半減させる目標である。

EX関連投資に関しては、2030年度までに2兆円規模の投資をすることを策定した。再生可能エネルギー、銅、天然ガス、水素・アンモニアなどのEX関連事業をグローバルに進めていくとしている。

三菱商事は、カーボンニュートラル社会の実現にはEX・DXを一体で推進していく必要があると捉えている。また、資源・エネルギーをはじめとする様々な事業に携わってきた当事者として、天然ガスなどのエネルギーの安定供給責任を果たしつつ、地球規模の共通課題であるカーボンニュートラル社会実現との両立に取り組んでいくとしている。

【参照ページ】
カーボンニュートラル社会の実現に向けて

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る