マイクロソフト、データセンターの水使用原単位を20年で約90%削減 AI需要拡大と水資源保全の両立を推進

6月24日、米マイクロソフトは、クラウドおよびAIサービス需要の拡大に対応しながら、データセンターの水使用原単位(WUE:Water Use Effectiveness)を約20年間で約90%削減したと発表した。同社は2030年までに「ウォーターポジティブ」を達成する目標を掲げており、2025年度にはグローバル事業全体で取水量を上回る水資源の補充を実現した。

同社によると、データセンターの平均WUEは、2000年代初頭の2.3L/kWhから2025年には0.27L/kWhへ低下した。また、2030年までにデータセンターの水使用原単位を2022年比で40%削減する目標に対し、2025年時点で25%の削減を達成している。

マイクロソフトは2008年から直接外気冷却方式を導入しており、従来の水冷システムと比較して最大90%の水使用量削減を実現している。2025年時点では、自社保有データセンターの約90%が低水使用または無水冷却システムを採用している。さらに2024年には、AIワークロード向けに運用時の冷却用水消費をゼロとする新たなデータセンター設計を導入した。

既存施設においても、温度・湿度管理の最適化や運用分析の高度化を進めており、米アリゾナ州フェニックスのデータセンターでは2025年度にWUEを前年比23%改善した。また、再生水や非飲用水の活用も拡大しており、米ワシントン州クインシー、シンガポール、米テキサス州サンアントニオでは、それぞれ74%、99%、79%を代替水源が占めている。

同社は2020年以降、水道・下水道インフラ整備を含む75件超の水関連プロジェクトに総額5億ドル超を投資しており、地域社会との連携を通じた水資源保全も推進している。

原文:Inside Microsoft’s two-decade push to cut water intensity while scaling for growth

日本語参考訳:マイクロソフトが成長規模拡大を目指しながら水使用量を削減するために20年間取り組んできた取り組みの内幕


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