エンパイア、米国風力プロジェクト停止命令に対し差し止め請求へ

1月2日、北欧のエネルギー会社エクイノールの子会社である、Empire Offshore Wind LLC(エンパイア)は、米国内務省がエンパイアのエンパイア・ウィンド計画に対しての停止命令を不服として、米国コロンビア特別区連邦地方裁判所に民事訴訟を提起したと発表した。Empireは訴訟の一環として、係争中も建設を継続できるよう、仮処分命令(preliminary injunction)を申請する方針である。
同社は、米国のBureau of Ocean Energy Management(BOEM)を含む関係当局と緊密に連携し、早期解決を目指しているとしつつも、今回の停止命令はエクイノールの見解では違法であり、進行中の工事に深刻な影響を与えると主張する。命令が有効なままでは、商業面や資金調達面で追加的な悪影響が生じる可能性が高く、これを回避するため差し止め申請が不可欠だとしている。
同社は、2017年に同プロジェクトのリース契約を締結して以降、国防総省を含む連邦政府当局と国家安全保障に関する審査を重ね、規制プロセスで求められた要件をすべて順守してきたと説明する。現在も、米国沿岸警備隊やその他の海上緊急対応機関と週次で会合を行うなど、安全面での監督当局と定期的に連携しているという。
エンパイア・ウィンド計画は、ニューヨーク州エネルギー研究開発局(NYSERDA)との契約のもとで開発されており、電力需要が急増するニューヨーク州にとって、系統の信頼性を高める重要な電源と位置付けられている。完成後は、約50万世帯分の電力を供給できる見通しである。プロジェクトはすでに60%以上が完成しており、米国のエネルギーインフラ、雇用、サプライチェーンへの大規模投資となっている。
(原文)Empire to file preliminary injunction against lease suspension order
(日本語参考訳)エンパイアは賃貸契約停止命令に対して仮差し止め請求を申し立てる

