
5月21日、AIによるコンクリート管理技術を手がけるConvergeは、ABNアムロのSustainable Impact Fund主導で2,200万ドル(約34億円)の資金調達を完了した。既存投資家であるClimate Investmentに加え、Move Energy、PI Impact、J-Impactなども参加した。
Convergeは、世界のCO₂排出の約8%を占めるコンクリート分野の脱炭素化を目指し、センサーからのリアルタイムデータとAIを組み合わせたプラットフォーム「ConcreteDNA」を展開している。ConcreteDNAは、混合比最適化、予測モデル、リアルタイム監視などの機能を持ち、建設現場での意思決定を迅速化し、資源浪費とCO₂排出を削減する。
今回の資金により、同社は技術開発と国際展開を加速させる構えであり、建設業界全体のサステナビリティ強化が期待される。