英国の年金基金管理会社、Amundi社とInvesco社を新たな資産運用担当に任命

2月、英国の年金基金管理会社The People’s Pensionは、資産運用体制の進化を図る一環として、欧州最大の資産運用会社Amundiと、世界的な投資運用会社Invescoを新たなファンドマネージャーとして任命した。これにより、急成長する投資ポートフォリオの大部分を両社が管理することとなる。

Amundiは、The People’s Pensionのパッシブ運用の先進国株式ポートフォリオ約200億ポンドを担当する。一方、Invescoは、英国、米国、欧州、新興国市場の国債、投資適格社債、ハイイールド債を含む固定収益資産80億ポンド以上を管理する。

両社の選定プロセスは、The People’s Pensionを提供するPeople’s Partnershipの株式および固定収益チームによって実施された。今回の動きは、最近の280億ポンドの資産を資産運用会社Northern Trustの管理下に移行した流れを受けたものであり、The People’s Pensionの投資アプローチの管理性能、透明性、柔軟性をさらに強化する狙いがある。

【参照ページ】
(原文)The People’s Pension appoints Amundi and Invesco to manage £28 billion in assets
(日本語参考訳)国民年金はアムンディとインベスコを280億ポンドの資産運用に任命

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