10月30日、KKRとEnergy Capital Partners(ECP)は、AIとクラウドインフラの発展を支援するため、データセンターや発電設備への500億ドル規模の戦略的パートナーシップを発表した。この協業により、AIの急速な需要増に対応するため、米国やグローバル市場におけるデータセンターおよび電力インフラの構築を加速させる。
米国内のデータセンター需要は2030年までに3倍以上に増加し、投資総額は1兆ドルを超えると予測される。この急増する需要に対応するため、データセンター単体で1GW以上の電力を必要とし、1施設あたり150億ドル以上の投資が必要だという。
KKRは、デジタルインフラ分野での豊富な経験とECPの再生可能エネルギー技術を活用し、サステナビリティを重視したインフラ開発を推進する。また、同パートナーシップは電力とデータセンターの開発企業と協力し、AIハイパースケーラーのインフラニーズに対応するための包括的な電力およびデータセンターソリューションを提供することを目指す。
KKRは2024年9月時点で770億ドル相当のインフラ資産を管理し、デジタルインフラおよびエネルギー分野での実績を持っている。ECPは83GW以上の発電資産を所有・運営しており、再生可能エネルギー分野で強固な基盤を持つ。両社の協力により、AIインフラ構築のための新たなモデルが実現されると期待されている。
【参照ページ】
(原文)KKR and Energy Capital Partners Announce $50 Billion Strategic Partnership to Support AI Growth Through Investments in Data Centers and Power Generation
(日本語参考訳)KKRとEnergy Capital Partners、データセンターと発電への投資を通じてAIの成長を支援する500億ドルの戦略的パートナーシップを発表