日本郵船、世界初のアンモニア燃料商用船が竣工

8月23日、日本郵船と株式会社IHI原動機が共同で開発した世界初の商用アンモニア燃料タグボート「魁(さきがけ)」が竣工した。この船は商用利用を前提としたアンモニア燃料船であり、東京湾での曳船業務を行いながら、3ヵ月間の実証航海を行う予定だ。

「魁」は、2021年にNEDOのグリーンイノベーション基金の採択を受けて開発され、以前は日本初のLNG燃料タグボートとして運航されていた。2023年10月にアンモニア燃料船への改造工事を経て、アンモニア燃料での海上航行試験を成功裏に終え、今回の竣工に至った。

また、同じNEDOのプロジェクトの一環として、同社は、アンモニア燃料を用いたアンモニア輸送船の開発も進めており、2026年11月の竣工を目指している。これらの取り組みを通じて海運業の脱炭素化に貢献することを目指している。

【参照ページ】
(原文)アンモニア燃料タグボート「魁」が完成

関連記事

“ツールーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-9-11

    ESMA、第2回リスク監視報告書を発表し、ESG投資の減速を指摘

    8月29日、欧州証券市場監督局(ESMA)は2024年の第2回リスク監視報告書を発表した。同報告書…
  2. 2024-9-11

    Microsoft、EDPRと20年間の再生可能エネルギー購入契約を締結

    8月26日、再生可能エネルギー生産会社のEDP Renewables(EDPR)は、Microso…
  3. 2024-9-11

    気候技術企業のCarbon Caputure、DACプロジェクトの一時停止を発表

    8月30日、気候技術企業のCarbon Caputureは、新たに声明を発表し、現在の同社の計画に…
ページ上部へ戻る