英金融シンクタンクNGOのプラネット・トラッカーは3月26日、アパレル企業が直面している水リスクを評価できるインタラクティブ・ダッシュボードを公開した。
プラネット・トラッカーは当ダッシュボードにて2つのオープンアクセス・ソースを使用している。
一つはWRI Aqueduct 4.0だ。 世界資源研究所が管理するこのソースは、世界中の流域別に水関連の指標を多数提供している。Aqueduct内のWater Risk Atlasは、ベースラインと現在の数値、2080年までの将来予測をカバーしている。
もう一つはOpen Supply Hubだ。このソースはグローバル・サプライチェーンに透明性をもたらすために2019年に誕生したイニシアチブで、特に繊維のバリューチェーンに焦点を当てている。Open Supply Hubはデータベースに10万以上のアパレル施設を登録している。
当ダッシュボードは約800ブランドの情報が反映されている地理的なスナップショットを提供する。ユーザーは以下の基準で選択基準を変えることができる。
- 特定のブランド
- 特定の地域に本社を置くブランドグループ(例:北米ブランドと欧州ブランド)
- 2022年の売上高によるブランドグループ
このソート機能により、ユーザーは以下のことが可能になる。
- アパレル施設の所在地を特定すること
- 現在および予測される水ストレスの強度を決定すること
- 直面する水ストレスの集約と増加予測(例:ブランドのフットプリントにおける水ストレスの増加予測%)
【参照ページ】
(原文)Apparel Facilities and Water Exposure
(日本語参考訳)プラネット・トラッカー、アパレル企業の水リスクを評価