グーグル、ユナイテッド航空の約300億円の持続可能な航空ベンチャーファンドに参加

グーグル、エンブラエルがユナイテッド航空の約300億円の持続可能な航空ベンチャーファンドに参加

2月14日、ユナイテッド航空は、持続可能な航空燃料(SAF)に特化した投資ファンド、ユナイテッド航空ベンチャーズ(UAV)サステイナブル・フライト・ファンドに新たに複数の企業パートナーを加え、同ファンドへの出資額が2億ドル(約300億円)を超えたことを発表した。

新たなパートナーには、エアキャッスル、ニュージーランド航空、Embraer、グーグル、HIS、Natixis CIB、Safran Corporate Ventures、Technip Energiesが含まれる。

SAFは、現在世界の温室効果ガス(GHG)排出量の2~3%を占める航空業界の脱炭素化を支援する重要な手段のひとつと考えられている。SAFは通常、廃油や農業残渣などの持続可能な資源から製造される。SAFの生産者は、この燃料は従来の燃料に比べてライフサイクルGHG排出量を85%削減できると見積もっている。

2023年に設立された同ファンドは、SAFの研究、技術、生産に焦点を当てた新興企業への投資と支援を行う。当ファンドは、SAF供給の拡大を支援するため、新技術、先進的燃料源、実績のある生産者に優先的に投資する。これまでの投資先には、藻類からバイオ燃料を製造するViridos社、炭素回収・除去技術を提供するSvante社などがある。

航空会社、航空機メーカー、エンジンメーカー、燃料メーカーから、エンジニアリングや技術の専門家、金融業者、旅行管理業者まで、航空サプライチェーン全体の企業を含む。

ユナイテッド航空は、カーボン・オフセットに頼ることなく、2050年までに温室効果ガスの排出を完全に削減することを約束し、将来的に50億ガロン以上のSAFを生産するための投資で業界をリードしている。

【参照ページ】
(原文)United Adds New Corporate Partners to Sustainable Flight Fund That Now Exceeds $200 Million
(日本語参考訳)ユナイテッド航空、2億ドルを超えるサステナブル・フライト基金に新たな企業パートナーを追加

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