2月1日、グーグルは、欧州全域で700メガワットを超えるクリーンエネルギーの電力購入契約(PPA)を締結したことを発表した。これにより同社は今後2年間で、オランダ、イタリア、ポーランドなどの地域で90%以上、ベルギーでは85%近いカーボンフリーエネルギーを実現する。
グーグルによると、新契約は、2030年までにすべての事業を24時間365日カーボンフリー・エネルギー(CFE)で賄うという目標に向けた重要な一歩となる。グーグルの親会社であるアルファベットは、2020年に24時間365日CFEを目指すことを発表した。2030年までに全事業をカーボンフリー・エネルギーで運営し、同社が事業を展開するすべての地域において、毎日毎時電力需要とCFE供給を一致させることを目指している。
今回の発表には、オランダの2つの新しい洋上風力発電所、CrosswindとEcowendからの478MWの購入が含まれている。これらの風力発電所は、オランダの年間電力消費量の約6%に相当すると見込まれている。
グーグルはまた、イタリアで陸上風力発電プロジェクトと47MWの長期PPAを締結し、ポーランドで太陽光発電容量106MWの新規PPAを2件、ベルギーで陸上風力発電所11基(合計容量84MW)の送電網への接続を支援する新規グリーンエネルギー契約を2件締結した。
【参照ページ】
(原文)Getting closer to a carbon-free future: Our largest offshore wind projects to date
(日本語参考訳)グーグル、欧州全域で700メガワットを超えるクリーンエネルギー契約を締結