1月23日、フランスに本社を置くエネルギー大手TotalEnergiesは、ドイツ有数の蓄電池開発企業であるKyon Energyを買収することで合意した。買収対価は契約一時金9,000万ユーロ(約144億円)に加え、開発目標の達成に連動したアーンアウトの支払いで構成される。
2021年に設立されたミュンヘンに本拠を置くKyon Energyは、系統連系蓄電池システムの開発と運営を行っている。現在までに、同社は770MWのプロジェクトを開発し、うち120MWはすでに稼動している。同社のパイプラインには、2GWの先進段階の製品が含まれている。
エネルギー貯蔵ソリューションは、エネルギー転換の重要な投資分野として浮上している。風力や太陽光など多くの再生可能エネルギー源が断続的な発電という性質を持ち、エネルギーが無駄にならないようにしながら24時間エネルギー需要を満たす必要があることから、蓄電は急速に拡大するクリーンエネルギー転換の主要なビルディングブロックのひとつを形成している。
TotalEnergiesは、主にドイツ北部に位置するKyonのプロジェクトを、統合電力戦略の一環として開発・建設・運営するとし、蓄電池システムはドイツの電力システムに柔軟性を提供し、再生可能エネルギーの拡大を支援すると付け加えた。
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(原文)TotalEnergies acquires Kyon Energy, a leading German battery storage developer