Bloomberg、Ørstedと15年間の再エネ契約を締結

1月18日、世界的なエネルギー開発企業であるØrstedは、ビジネス・金融市場情報サービスプロバイダーであるBloombergと15年間の長期再生可能エネルギー電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。

本契約に基づき、ØrstedはBloombergに対し、現在建設中のテキサス州モッキンバード・ソーラーセンター・プロジェクトで発電された80メガワットの電力を供給する。

Bloombergは、世界的な企業イニシアティブ「RE100」のメンバーとして、2025年までに電力の100%を再生可能エネルギーから調達することを約束している。今回のØrstedとの新たな契約締結により、同社は米国内の電力使用量の100%、世界全体の電力使用量の80%を再生可能エネルギーで賄うことが可能になる見込みだ。

Ørstedは、2023年初頭にテキサス州パリ近郊を拠点とするモッキンバード・プロジェクトへの最終投資決定を発表した。この471MWの太陽光発電プロジェクトは、4,900エーカーの面積をカバーし、年間80,000世帯以上の電力に相当する再生可能エネルギーを発電できる見込みで、Ørstedにとって米国最大の太陽光発電プロジェクトとなる。また、本プロジェクトは、Ørstedとネイチャー・コンサーバンシー(TNC)の間で締結された1,000エーカーの保護協定により、原生の高草原を保護する自然保護活動を取り入れたØrsted初のプロジェクトでもある。

BloombergとのPPAにより、モッキンバード・プロジェクトは完全に契約済みとなり、コベストロやロイヤルDSMを含む企業との追加契約も予定されている。

【参照ページ】
(原文)Bloomberg and Ørsted Announce 15 Year Renewable Energy Purchase Power Agreement
(日本語参考訳)ブルームバーグ、Ørstedと15年間の再エネ契約を締結

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る