S&P DJI、SDGに連動したS&P500およびグローバル大型中型株ベースのインデックスを発表

S&P DJI、SDGに連動したS&P500およびグローバル大型中型株ベースのインデックスを発表

1月9日、インデックスプロバイダーであるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P DJI)は、S&P500 SDGインデックスとS&Pグローバル・ラージミッドキャップSDGインデックスのローンチを発表した。これは、投資家に幅広い株式パフォーマンス測定と、国連持続可能な開発目標(SDGs)に沿った企業へのエクスポージャーを提供することを目的としている。

国連SDGsは、地球を保護し、世界的な生活の質を向上させることを目的として、2015年に「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の一部として採択された17カテゴリーの目標を指す。 SDGsの目標には、貧困と飢餓の撲滅、教育の改善、環境の保護などが含まれる。

新しいS&P 500 SDGインデックスとS&Pグローバル・ラージミッドキャップSDGインデックスは、それぞれS&P DJIのフラッグシップであるS&P 500インデックスとS&Pグローバル・ラージミッドキャップインデックスから、SDGsへのアライメントを強化し、インデックスレベルでのカーボンフットプリントを削減するために選択・加重された適格株式証券のパフォーマンスを測定することを目的としている。

パフォーマンス・ベンチマークの観点から、インデックスはデータを活用し、財務的な重要性に関係なく、企業の製品や活動が社会や環境に与えている具体的な外部影響を測定・反映する。S&P DJI は、ESG インパクト・データおよびポートフォリオ・ソリューションのプロバイダーである Impact Cubed から、企業の SDG アライメント・データのライセンスを取得したと発表した。Impact Cubed は、企業の SDG アライメントとネットインパクトを決定するために、企業の製品に焦点を当て、その製品がどのように作られ、商品やサービスがどこで販売され、コミュニティやステークホルダーとのエンゲージメントがどのように行われているかに焦点を当てた、きめ細かい収益とオペレーションのマッピング・アプローチを使用している。

【参照ページ】
(原文)S&P Dow Jones Indices Introduces Two New Benchmarks to Measure Companies’ Alignment with the United Nations’ Sustainable Development Goals (SDG)

(日本語参考訳)S&P DJI、SDGに連動したS&P500およびグローバル大型中型株ベースのインデックスを発表

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-2

    環境NGO、MUFG、SMFG、みずほFG、中部電力に気候変動株主提案を再提出

    4月15日、環境NGOの3団体は、MUFG、SMFG、みずほFG、中部電力の4社に対し、気候変動株…
  2. MUFG

    2024-4-30

    MUFG、サステナブルファイナンス目標を100兆円に引き上げ

    4月1日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、サステナブルファイナンスの実行額目標を…
  3. 2024-4-30

    経産省とJPX、SX銘柄2024として15社を選定

    4月23日、経済産業省と東京証券取引所(JPX)はサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX…
ページ上部へ戻る