11月29日、英国の飲料大手企業、Diageoとシンガポールの低炭素・低廃棄輸送技術企業であるecoSPIRITSは、アルコール飲料ブランド「ゴードン」「スミノフ」「キャプテン・モルガン」を再利用可能なガラス瓶で実証販売するためのグローバル契約を締結したことを発表した。本契約は今後3年間にわたり、18の市場で展開される予定である。
Diageoは本プロジェクトで、4.5Lの再利用可能なガラス瓶「ecoTOTE」を採用する。使用後のecoTOTEはオフサイト施設へ返却され、最大で150回の再利用が可能な設計となっている。これにより、製品ライフサイクル全体で最大1,000本のガラス瓶を削減し、6回目の使用以降では70clのガラス瓶比で二酸化炭素排出量の削減が期待される。
両社は2022年4月に東南アジア地域での実証導入をスタートし、現在は38のバーでこの取り組みが展開されている。 Diageoは2030年までにスコープ1、スコープ2でのカーボンニュートラルとスコープ3での二酸化炭素排出量50%削減を目指し、2050年までにはスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラルを達成することを目標としている。今回のアクションは、これらの取り組みの一環として位置づけられている。
【参照ページ】
(原文)Diageo partners with ecoSPIRITS to take circular economy of its spirits distribution to a global scale
(日本語参考訳)DiageoとecoSPIRITS、再利用可能なガラス瓶でアルコール飲料をグローバルに提供