クラリティAI、SFDRに沿ったインデックスとETFの構築手法を発表

10月3日、サステナビリティ・テクノロジー・プラットフォームのクラリティAIは、インデックス・プロバイダーやETFプロバイダーがEUのサステナブル・ファイナンス・ディスクロージャー規制(SFDR)に沿った商品を構築し、販売することを支援することを目的とした新しい手法を発表した。

EUのSFDRは、持続可能な成長のための資金調達に関するEUの行動計画の一部を成している。同規則は、投資家やアドバイザーを含む金融市場参加者に対し、サステナビリティ・リスクの統合に関する透明性、プロセスにおけるサステナビリティへの悪影響の考慮、および金融商品に関するサステナビリティ関連情報の提供に関する調和されたルールを確立することを目的としている。

クラリティAIは、機械学習とビッグデータを利用して、投資家、組織、消費者、政府に環境および社会に関する洞察を提供する。2023年9月現在、クラリティAIのプラットフォームは7万社、43万ファンド、201カ国、199地方自治体を分析している。

持続可能なインデックスとEFTの手法により、インデックスやETFのプロバイダーは、SFDR第2条17項に概説されている欧州連合の持続可能な投資の定義に該当する商品を構築、定義、販売することができる。クラリティAIによると、金融市場参加者は、この手法を利用して、国連持続可能な開発目標(SDGs)やEU分類法の貢献度、SFDRの原則的有害影響指標(PAI)などに関する基準値を設定するなど、企業がどのように持続可能な投資評価に合格するかを、規制で認められている範囲内で判断することができる。

【参照ページ】
(原文)Clarity AI Introduces its First SFDR-aligned Sustainable Investment Index Methodology
(日本語参考訳)クラリティAI、SFDRに沿ったインデックスとETFの構築手法を発表

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る