LyondellBasell、低炭素材料の製品ラインを発表。企業の排出削減目標達成を支援

9月26日、化学会社であるLyondellBasellは、リサイクル原料や再生可能な原料を使用して製造される新しい化学製品群である「+LC(低炭素)ソリューション」の発売を発表した。

LyondellBasellは、プロピレンオキシドおよびその誘導体であるプロピレングリコール、プロピレングリコールエーテル、ブタンジオールなどのポリマーを生産する世界最大手の企業である。LyondellBasellの化学製品は、断熱材から自動車、消費財に至るまで、様々な分野で使用されている。

同社の+LCソリューションは、リサイクル原料や再生可能な原料から調達され、国際サステナビリティ・カーボン認証(ISCC)PLUS認証のマスバランス手法に基づいて設計されている。この方法により、従来の原材料と再生可能・リサイクル原材料をブレンドした製品を製造するメーカーは、より持続可能な原材料での製造が可能となる。LCシリーズのすべての製品にはISCC+マスバランス証明書が付属しており、バリューチェーン全体を追跡することができる。さらに、製品カーボンフットプリント(PCF)データも提供されており、企業は+LCソリューションのPCFを従来の化石由来製品と直接比較することができる。

+LCソリューションは現在、欧州と米州で販売されており、2024年初頭にはアジアへの進出が予定されている。

【参照ページ】
(原文)LyondellBasell Demonstrates Commitment to Sustainability with Launch of +LC (Low Carbon) Solutions
(日本語参考訳)LyondellBasell、低炭素材料の製品ラインを発表。企業の排出削減目標達成を支援

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-2

    環境NGO、MUFG、SMFG、みずほFG、中部電力に気候変動株主提案を再提出

    4月15日、環境NGOの3団体は、MUFG、SMFG、みずほFG、中部電力の4社に対し、気候変動株…
  2. MUFG

    2024-4-30

    MUFG、サステナブルファイナンス目標を100兆円に引き上げ

    4月1日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、サステナブルファイナンスの実行額目標を…
  3. 2024-4-30

    経産省とJPX、SX銘柄2024として15社を選定

    4月23日、経済産業省と東京証券取引所(JPX)はサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX…
ページ上部へ戻る