8月2日、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社(三井住友トラスト・アセットマネジメント)は、ブルームバーグのSFDRデータソリューションを採用し、持続可能な金融情報開示規制(Sustainable Finance Disclosure Regulation:SFDR)への対応を支援することを発表した。SFDRは欧州連合(EU)の規制で、投資会社が投資活動において環境・社会・ガバナンス(ESG)要因をどのように考慮しているかに関する情報開示を義務付けている。
三井住友トラスト・アセットマネジメントは、2023年3月31日現在で86兆円のAUMを運用する日本およびアジア最大級の資産運用会社であり、日本のスチュワードシップ・コードと責任投資原則(PRI)の両方に署名している。同社はESG課題への取り組みを積極的に推進しており、SFDRの要件を満たすことに注力している。
SFDRを遵守するため、投資会社はPAI(Principle Adverse Indicator)の開示を義務付けられている。三井住友トラスト・アセットマネジメントは、このPAI指標を開示するために、ブルームバーグのSFDRデータソリューションを利用する。このソリューションは、SFDRの要件に準拠した形でPAI指標を生成し、ブルームバーグが保有する世界15,000社以上の企業報告ESGデータを活用する。ブルームバーグの端末契約者は、データポイントを検証するためにソース・ドキュメントをドリルダウンすることができ、顧客企業による明確で信頼性の高いSFDR報告を可能にする。
三井住友トラスト・アセットマネジメントは、ブルームバーグの炭素排出量データセットも利用する。このデータセットは、企業が報告したデータをもとに、10万社を超える企業のスコープ1、2、3排出量を推定する。
【参照ページ】
(原文)Sumitomo Mitsui Trust Asset Management Selects Bloomberg’s Sustainable Finance Disclosure Regulation (SFDR) Data Solution
(日本語訳)三井住友トラスト・アセットマネジメントがブルームバーグのSFDRデータソリューションを採用