6月20日、金融ソフトウェア会社Finastraと気候変動に関する非営利団体Green RWAは、銀行が気候変動リスクを理解し管理することを目的とした対話型プラットフォーム、Climate-Extended Risk Model (CERM) Sandboxの立ち上げを発表した。
気候拡張リスクモデル(CERM)は、気候変動に対する金融機関の耐性を強化するために設計されたリスクフレームワークである。銀行が融資ポートフォリオの予想損失を評価するために使用する信用リスクモデルを通じて、気候変動リスクを既存の規制枠組みに組み込むことを目的としている。
本フレームワークには、気候関連事象に対する資産のエクスポージャーなどの物理的リスクと、炭素排出量の削減や低炭素経済への適応にかかるコストなどの移行リスクが組み込まれている。
新ソリューションは、CERMを銀行の既存の資本フレームワークに統合し、長期的、世界的、発展的な気候変動リスクを特定し、潜在的な損失をより正確に算定するのに役立つ。
【参照ページ】
(原文)Green RWA and Finastra unveil a new platform for climate risk management
(日本語参考訳)FinastraとGreen RWA、銀行向け気候リスク管理プラットフォームを発表