5月15日、FTSE Russellは、FTSE UK ESGリスク調整指数シリーズを発表し、LSE上場企業の時価総額上位100社を対象とするFTSE100指数、FTSE250指数、FTSE350指数、FTSEオールシェア指数などの主要な指数にESG調整版を展開することを明らかにした。
FTSE Russellは、新指数を発表する声明の中で、今回の発売は「主要なESGへの配慮を旗艦である英国シリーズに組み込むための出発点」となり、リスクとリターン、トラッキングエラーなどの指数特性のバランスをとりながら、投資家に幅広いESGの改善へのエクスポージャーを提供すると述べている。
本シリーズは、FTSE Russell Target Exposureの手法を用いてESGパフォーマンスを測定し、物議を醸す武器、一般炭生産、一般炭によるエネルギー発電、北極圏石油・ガス探査、オイルサンドおよびシェールエネルギー抽出・生産、タバコ生産・小売、物議を醸す行為に関与する企業を除外する。
新インデックスの主な特徴として、化石燃料の埋蔵量を50%削減すること、炭素排出強度を50%削減すること、ESGスコアの改善目標をベンチマークであるFTSEのESGスコアを総合的に5%上回ることとした。FTSE Russellは、英国企業は一般的に比較的高いESGスコアを達成していると指摘している。
【参照ページ】
(原文)FTSE Russell launches the FTSE UK ESG Risk-Adjusted Index Series
(日本語訳)FTSE Russell、FTSE100指数のESG版を販売開始