4月25日、EU理事会は、オフラインとオンラインの両方で販売される製品の安全規則を強化する一般製品安全規則(GPSR)の改正を可決した。 本規制は、製品の安全性と消費者保護を強化するものである。
オンラインマーケットプレイス(Eコマース)では、プラットフォーム上で危険な製品を検出した場合、製品の安全性を担当する単一の市場監視当局との窓口を確立する必要がある。市場監視当局は、Eコマースに対し、プラットフォームから危険な製品を削除するか、アクセスを無効にするよう命令できる。
製品が安全でないことが判明した場合、運営者は直ちに是正措置を講じ、市場監視当局と消費者に通知する必要が生じる。また、製品リコールが発動した場合、消費者は修理・交換、または返金を受ける権利が確保され、少なくとも2つのオプションから選択できる。
本改正は、オンラインで販売される商品や製品の増加を背景に、ルールを現在のデジタルおよび技術の発展に適合させる必要性を受けたもの。 本改正によって、GPSRは、国内規則に置き換える必要のあった一般的な製品安全指令から、加盟国による異なる置き換えの余地を残さない規則に変更される。
【参照ページ】
(原文)Council gives final green light to legislation that will make products safer for consumers
(日本語訳)EU、一般製品安全規則を改正、 製品の安全性と消費者保護を強化