3月22日、サンフランシスコを拠点とするライフスタイルブランドAllbirdsは、オフセットに頼らずに実現した世界初のネット・ゼロ・カーボン・シューズ「M0.0NSHOT」の誕生を発表した。
Allbirdsによると、本シューズのカーボンフットプリントは、業界平均14kgのCO2eに対し、0kgのCO2eであるという。
本シューズの開発は、2018年にカーボンマイナス素材「SweetFoam」を生み出し、「M0.0NSHOT」の新フォームに情報を提供し、2021年にはアディダスと低炭素シューズ「Adizero x Allbirds」で提携するなど、長年にわたる同社の取り組みの集大成であると述べる。
新しいシューズには、ニュージーランドの再生農業の拠点であるレイク・ハウェア・ステーションから調達したカーボンネガティブな再生メリノウールのアッパー、80%のバイオ成分を含む新しいスーパーライトフォーム、メタンをプラスチック状のポリマーに変換する微生物から作られたバイオプラスチックアイレットが含まれている。パッケージには、サトウキビ由来のカーボンニュートラルなグリーンPEを使用し、輸送にはバイオ燃料を使用した海上輸送と電気トラック輸送を採用している。
また、Allbirdsは、低炭素シューズの開発を他社がフォローできるようにするため、ツールキットをオープンソース化することを発表した。