BorgWarner、スコープ3のバリューチェーン排出量を気候変動目標に追加

BorgWarner、スコープ3のバリューチェーン排出量を気候変動目標に追加

12月15日、自動車部品サプライヤーであるBorgWarnerは、2031年までにスコープ3排出量を25%以上削減するという新たな目標を発表した。

BorgWarnerの新しいスコープ3目標は、2030年までにスコープ1およびスコープ2の絶対排出量を85%削減するというコミットメントに続くものである。BorgWarnerは、最新のサステナビリティレポートで、Scope 3排出量を算出するプロジェクトを進め、Science Based Target initiative(SBTi)に目標を提出すると発表している。同社は、スコープ1、2、3の目標値をSBTiに正式に提出し、検証を受けると発表した。

同社は、スコープ3の目標達成に向けた一連の重点分野を強調し、製品ポートフォリオの電動化を通じた製品の川下使用による排出と、リサイクル・再製造可能材料の含有量増加、製品の軽量化、持続可能な原材料選択によるサプライチェーンでの排出の両方をターゲットにしている。

また、同社はサプライヤーに対しても炭素効率の高い供給基盤を構築するよう要請し、サプライヤーが排出量削減に取り組む際の支援を提供すると述べている。

【参照ページ】
(原文)BorgWarner Announces New Scope 3 Emissions Reduction Target in Commitment to a Cleaner Mobility Future
(日本語参考訳)BorgWarner、よりクリーンなモビリティの未来へのコミットメントとして、スコープ3排出量削減の新目標を発表

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る