12月12日、世界的なエネルギー・電力供給会社であるIberdrolaは、2030年までに事業を展開する地域の生態系と生物種にネット・ポジティブの影響を与えることを誓った、新しい「生物多様性計画」を開始したことを発表した。同社の環境担当取締役であるエミリオ・テヘドルは、モントリオールで開催された世界生物多様性サミット(COP15)で同計画を発表した。
Iberdrolaの生物多様性計画は、施設の建設・運営・廃止に伴う生態系や生物種へのプラス・マイナスの影響を定量化するための会計フレームワークの確立、新たな目標を達成するための生物多様性の保全・再生活動の強化、社内のすべての戦略立案・意思決定プロセスに生物多様性を組み込むという、3本の柱を据えたものである。
これらの取り組みの一環として、Iberdrolaは、2025年に全技術の資産の行動計画を評価・見直し、2030年までに全世界の100%の施設の計画策定を見直すという目標を設定した。
同社は、森林生態系の保全と回復を通じた生物多様性の促進に焦点を当てた「ツリープログラム」、米国におけるオオカバマダラ保護戦略との合意、風力発電所の鳥類保護対策など、再生可能エネルギーとグリッドプロジェクトの開発と生物多様性保全を組み合わせた一連の行動とイニシアティブを概説した。Iberdrolaは、全体で年間750以上の生物多様性保全のための行動を実施しているという。
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(原文)We presented our plan to achieve positive impact by 2030 at the World Biodiversity Summit in Canada