WBCSDとMovin’On、持続可能なモビリティに向けたパートナーシップを発表

9月14日、持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)とタイヤメーカーMichelinのサステナブル・モビリティ子会社Movin’Onは、1.5℃シナリオに沿った持続可能なモビリティへの移行をグローバルに加速させるための新しいパートナーシップを発表した。両団体は、モビリティの脱炭素化を達成するため、それぞれのネットワークと強みを活かして協働し、より大きなインパクトを与えることを目指している。

本パートナーシップにより、WBCSDはMovin’Onの企業諮問委員会に参加する。WBSCDが交通分野における新しいパイロットプロジェクトを試み、それをMovin’Onのパートナーが開発・展開するという関係を築く。

フランスのタイヤメーカーであり、WBCSDのメンバー企業であるミシュランによって設立されたMovin’Onは、企業・市民社会・学術界・公共部門から300人のステークホルダーを集め、よりクリーンで安全・より包括的かつ効率的に移動できるソリューションを開発するためのエコシステムを構築している。

WBCSD と Movin’On の新しいパートナーシップは、次の 4 つの行動分野に焦点を当てる。

  • ゼロ・エミッション技術の普及による道路輸送の脱炭素化
  • 循環型社会による産業の脱炭素化と材料効率化
  • モビリティのデジタル化とデータ共有による輸送の効率化
  • 都市部におけるモビリティの通勤行動変革

【参照ページ】
(原文)WBCSD and Movin’On join forces to make mobility more sustainable
(日本語訳)WBCSD と Movin’On が力を合わせてモビリティをより持続可能なものに

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る