Apex Group、EUタクソノミ・アライメント・ソリューションを発表

9月26日、金融サービスおよびソリューションプロバイダーのApex Groupは、グリーン分類システムとの整合性を確保し顧客が開示要件を満たすことを支援する、新しいEUタクソノミ・ソリューションの提供を開始した。

今年、タクソノミの初期導入により、最初の2つの目的である気候変動の緩和と適応に関する開示を実施する。その後、2023年から水の保護、循環型経済、汚染防止、生物多様性と生態系への貢献に関する報告を実施する予定だ。SFDR報告との整合性を求める投資家は、EUタクソノミ報告の提供も要求されるようになる。

APEXの新しいソリューションは、
投資家がEUタクソノミーの適格性基準を満たす企業の経済活動を特定、
「著しい損害を与えない」などのタクソノミーの主要な側面の要件を満たすためのデータ収集の指導と管理、
データをレビューしてギャップの特定とアライメント改善のための助言、
関連する指標に基づき、適格性と整合性のKPIを特定・算出・報告し、ギャップを解消し、整合性を高めるための目標を設定する、
という4段階のプロセスを通じて、EUタクソノミーのアライメントの評価と改善を可能にする。

本発表は、Apex Groupの「インパクト月間」の一環であり、同社は、先週発表した民間市場に特化したインパクト評価ソリューションや、DEI、気候・炭素に対応したソリューションなど、ESGに焦点を当てた一連の製品の発売を目指す。

【参照ページ】
(原文)Apex Group supports clients’ EU Taxonomy alignment
(日本語訳)Apex Group、EUタクソノミ・アライメント・ソリューションを発表

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る