9月7日、J.P. Morganは、新しいデジタルESGプラットフォームを発表した。本プラットフォームは、当社のセクターおよびESGアナリストによるESGの見解を一元的に投資家に提供し、現在および将来の企業やセクターの重要なESGリスク、機会および影響を評価できるようにすることを目的としている。
J.P. Morganによると、本プラットフォームは、「より構造的で基本的なESGの視点」に対する顧客の要望の高まりに応えるために開発されたという。モジュール設計でリリースされたESGディスカバリーは、ESGインテグレーションからインパクト・インベスターまで、JPモルガンの投資家顧客の幅広いESGデータニーズに応えるよう設計されており、テーマ別の深堀りと銘柄別のビューの両方を提供する。
また、本プラットフォームには「ダブルマテリアリティ」のフレームワークが組み込まれており、投資家やアナリストは、現在のESG関連の財務リスクや機会を調べることができるだけでなく、バリューチェーン全体のステークホルダーに対する企業のマイナスおよびプラスの影響についての洞察を提供することで、将来的なマテリアリティに情報を提供することも可能だ。
本プラットフォームは、2つの主要コンポーネントで構成されてる。「セクターとクロスセクタータブ」は、セクターレベルで現在および将来のESG課題の重要性を評価するために、二重の重要性のマッピングを可能にする。「企業とテーマ別スクリーニングタブ」は、収益予測、企業固有の重要性スコア、最も重要なESGテーマに関する企業のパフォーマンスについての基本的見解などの企業レベルでの分析に使用できる。
主な機能としては、特定企業に対するJ.P. Morganの35のESGテーマの重要度スコアにアクセスし、企業の最も重要なテーマの管理を評価、比較、スクリーニングしたり、特定セクターに対するESGテーマの重要度を閲覧したり、セクター間でそれぞれの重要度を比較したりすることができる。
【参考ページ】
(原文)J.P. Morgan Launches New Digital ESG Platform For Investors
(日本語訳)J.P.モルガン、投資家向け新デジタルESGプラットフォームを開始