産業用テクノロジー企業Trimble、排出量の削減と100%再生可能エネルギーの調達を目標に掲げる

Trimble、排出量の削減と100%再生可能エネルギーの調達を目標に掲げる

8月31日、産業用テクノロジー企業のTrimbleは排出量の削減と100%再生可能エネルギーの調達を含む、バリューチェーンと事業を網羅する一連の脱炭素化目標を発表した。

本目標は、Science Based Targets initiative (SBTi)によって承認されている。SBTiは、企業の環境維持活動を、気候変動への対処と制限という世界的目標に整合させることに焦点を当てたイニシアティブだ。昨年、SBTiはネット・ゼロ基準を立ち上げ、企業のネット・ゼロ・エミッション達成へのコミットメントを評価・認証している。また、SBTiは、気候変動による最悪の影響を回避するために必要な1.5℃温暖化の野心に沿った目標のみを受け入れることを発表し、承認された気候目標の基準を厳格化した。

Trimbleの気候目標には、スコープ1および2の温室効果ガス(GHG)排出量の絶対値、および燃料とエネルギー関連活動、出張、上流の輸送と流通によるスコープ3の排出量の絶対値を、2019年を基準として2030年までに50%削減すること、および2025年までに再生可能エネルギーの年間調達量100%を達成することが含まれている。

また、2026年までに購入財・サービスおよび資本財を対象とした排出量別に70%のサプライヤーと提携し、科学的根拠に基づく目標を設定すると約束している。

【参照ページ】
(原文)Trimble Sets Ambitious Climate Goals for Reducing Greenhouse
(日本語訳)Trimble、温室効果ガス削減のための野心的な気候変動目標を設定

関連記事

おすすめ記事

  1. 【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    2025-9-11

    【最新】TISFDとは?概要・指標から国内外基準との関連まで徹底解説

    気候変動や自然資本など、環境領域に関する開示が進みつつある中、次なるテーマは「社会」の領域。TIS…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…

ピックアップ記事

  1. 2025-11-6

    CDPとTNFD、2025年質問票の対応マッピングを公開

    10月22日、CDPとTNFDは、CDP 2025年版企業質問票とTNFD開示推奨項目・指標との対…
  2. 2025-11-6

    ISSB、国際的なサステナビリティ開示の「グローバル・パスポート」構想を発表

    10月30日、ISSB(国際サステナビリティ基準審議会)は、ロンドンで開催された「IFRSサステナ…
  3. TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    2025-11-5

    TNFD・自然移行計画の5つの構成要素と先行事例/実践例の紹介

    ※2025年11月4日公開済みの記事にTNFDが発行した「Nature in transition…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る